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テニス選手に怪我続出!ラオニッチだけじゃない!錦織もフェデラーもフェレールも?

男子テニスの年間成績上位8人で争う今季最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル

大活躍中の日本人テニス選手、錦織圭さんに注目が集まっています

今シーズンの勝敗も52勝13敗と、かなりの好成績。今大会でも順調に勝ち進み、この記事を書いている現在(11月14日夜)、準決勝への進出が決まり、ニュースを沸かせています。

ところで、この大会を機にテニスに興味を持った方は、“怪我の多さ”に気がついたのではないでしょうか。

準決勝進出を決める試合でも、対戦相手のミロシュ・ラオニッチ選手が、試合開始1時間半でまさかの肉離れ。「全治6~8週間の静養が必要」と診断され、試合を棄権しました。
ラオニッチ選手にかわって対戦相手となったスペインのフェレール選手も、1回戦で足首を痛める怪我をしています。試合は錦織選手の逆転勝利となりましたが、フェレール選手にとっては、優れないコンディションでの戦いだったのかとも思います。
もっとも、“バッド・コンディション”は錦織選手も同様です。フェデラー戦の途中に右手首を負傷しており、試合にかなり悪影響があったのではないかと思います。

そのフェデラー選手は、身体に負担をかけないネットプレーを得意とすることから「怪我の少ない選手」と言われています。

2010年から怪我続きの錦織選手とは対照的ですね。

ですが、そんなフェデラー選手ですら腰に“爆弾”を抱えています。昨年のインディアンウェルズで痛めた腰は、その後もずっと痛みが続いたそうです。
「自分は腰が弱点だ」と意識したフェデラー選手は、怪我をきっかけに肉体改善に取り組んでいるとのこと。エクササイズなど、スポーツジムでお馴染みの身体トレーニングも取り入れているようです。

“コア・エクササイズも取り入れる事にしたんだ。ただ単のケアーをしているだけでは十分じゃないって悟ったからさ。より強くなるためには必要な事。これまでだって、多くのトレーニングはしてきたが、それらを再び調整する必要があった。違う事や違う速さでとか、違うエクササイズとかね。”
– フェデラーが腰の怪我を振り返る:ピンキーズ・リマークス

さて、「プロスポーツに怪我はつきもの」とは言われますが、こうして見ると、テニスは特に怪我が多いように思えます。
今大会の出場者も、大半の選手が怪我をしているように見えますね。テニスプレーヤーにとっては、「怪我を負って戦うのが当たり前」のような感覚なのかもしれません。

テニスは試合時間が長く、1時間、2時間は短いほう。

過去の最長記録は、“3日間合計11時間5分”(2010年ウィンブルドン選手権)にも及びます。1試合で選手の身体にかかる負担は、他のスポーツよりも大きそうですよね。
動きも早く、激しい運動を何時間も行うので、怪我が増えるのも仕方ないのかもしれません。

ですがそれでも、「試合日程を調整して、充分な休憩を取ったほうがいいのでは?」と思わずにはいられません。選手やコーチなど、関係者からもこうした声は出ているそうです。

最長記録となった2010年ウィンブルドン選手権のアイズナー対マユ戦でも、3日間に渡る戦いを終えたその3時間後に、マユ選手は次の試合が始まってしまいました。ダブルスのパートナー・クレマン選手も、これには激怒していました。

しかし、2014年となった今大会も連日試合が行われており、スケジュールの組み方に“改善”はされていないようです。

大会主催者にどのような意図があるかはわかりませんが、過酷なスポーツだからこそ、選手が充分に休養を取れるよう、もっと配慮が必要だと私は思います。

もっとも選手にとっては、そうした過酷な条件で戦う、強靭な肉体を手に入れることも競技の一環です。

厳しい戦いを長時間にわたって続ける、テニスプレーヤーたち。この超人的な身体は、どのようにして手に入れられるのでしょうか?

“テニスの持久性トレーニングは、通常オフシーズン期やプレシーズン期に集中して行われます。伝統的なスローペースの有酸素性トレーニングやインターバルの長いトレーニングは、現在もテニスのコンディショニングの現場では用いられています。”
– テニスの持久力トレーニングの新しいアプローチ:日本テニス協会テクニカル・サイエンスサポート

緩やかで持続的な運動 = 有酸素運動によって、持久力を高めているようですね。

選手やコーチによって、具体的なアプローチは様々だと思いますが、中距離走(マイル走)などが一般的なようです。フェデラー選手のように、エクササイズを取り入れる事例もありますね。

テニスのトレーニングは、フットワークドリルなど、複雑で独特なイメージがありますが…持久力トレーニングに関しては、私たちがスポーツ・ジムで見かけるようなプログラムと、あまり変わらないようです。

もっとも、あまりに“普通すぎる”ため、『果たしてこれらのトレーニングはテニスというスポーツの特殊性に当てはまるのでしょうか?』(上記資料)といった疑問も示されはじめています。

言い換えれば、普通のスポーツ・ジムのトレーニングメニューでも、“しっかり取り組めば、かなりタフな持久力が手に入る”とも考えられます。

錦織選手のような壮健な身体を作ることは、私たち一般人にも、取り組み次第では可能かもしれませんね。

その他にも運動やスポーツジム初心者に役立つ情報を随時追加していきます!

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