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プロだから教えられる、スポーツジムの運動プログラム紹介【ヒップホップダンス編】

最近は中学校の授業でも取り入れられてブームになっているヒップホップのダンスレッスンも、ジムで行えます。ソウルフルな音楽に合わせて体を動かすので、音楽の好きな方にぴったりのプログラム。ダンスがかっこよく決まればさらに楽しく感じます。

ダンスレッスンの風景をスタジオの外で眺めると「かっこいいな」と思うのですが実際にレッスンに参加してみると、意外と難しく地道な練習が必要な時もあり、かっこよく踊るには思ったより時間がかかるかもしれません。でも続ければ必ず上手になってきます。興味があればぜひ諦めずに続けていきましょう。

ジムでのダンスレッスンのいいところは、一般のダンススクールとは違い初心者や社会人の方など、ダンスに縁遠かった人たちの参加が多いという点です。上級者が多くてレッスンについていけない、若い人が多すぎて馴染めない、など気になるところもカバーできる環境です。下手でも安心!堂々と踊って上達していきましょう。

またレッスンは1~3ヶ月間同じ曲で踊りますから一つの振り付けをゆっくりと行います。初心者の方にも安心です。慣れてきた人も復習することでさらに上達できます。

実際のスタジオレッスン「ヒップホップダンス」の流れ

レッスンではまずストレッチから行います。ヒップホップなどストリートダンスはもちろん他のダンスにも言えますがストレッチを行うことは大変重要です。動きを最大限まで引き出すこと、怪我をしないためにも十分に行います。特に胸と背中、股関節の周りは十分に伸ばします。

腹筋を鍛える簡単なトレーニングを行う時もあります。意外に思うかもしれませんが腹筋が鍛えられていないとダンスは上手く踊れません。座って上半身と足を持ち上げV字の姿勢をキープしたりします。

バランスを取るトレーニングも大切です。足の指だけで立ったまま数十秒をキープしたりなど、ダンスをする前から様々なエクササイズを行います。普段鍛えない人には少し堪えるかもしれませんがすぐに慣れます。

その後、ダンスを上手く踊るための練習、アイソレーションを行います。

首、胸、腰などを音楽に合わせて部分的に動かします。他の部分もつられて動かないようにお腹に力を入れて、インストラクターの合図通りに動きます。

そしてヒップホップダンスの基本的な動作、ダウンとアップの練習も一緒に行います。斜めに立って足だけは前を向きます。足を軽く曲げてやや後ろ体重になります。そのまま音楽に合わせて膝を曲げ伸ばしし、上半身を上下に動かします。この時胸を意識して、膝を曲げている時は胸を丸める、膝を伸ばしている時は胸をピンと張るイメージで行います。

このダウン&アップの練習に簡単な手の振り付けを入れたり、そのまま足を上げてステップしたりバリエーションを増やして練習します。

ここまでで大体20分~30分くらい。ここまででも息が上がって汗をかくぐらい動きます。レッスンが60分だとしたら半分近く準備のために動いている感じですが、この準備はとても大事。上達する近道です。

そして曲の振り付けを練習します。最初にインストラクターが手本を見せてくれます。「1.2.3.4」の声をかけてくれますので、ゆっくりと振り付け通り動きます。振り付けになれてきたら音楽に合わせて踊ります。これを何回か繰り返してその日覚える振り付けを練習します。

顔の表情や手の位置など細かいところにも気を使えるとさらに上手になります。振り付けが覚えられないと、どうしても他の人やインストラクターのことを見てお手本にしがちですが、振りはなるべく速く覚えて鏡を見て練習した方が上達します。鏡で自分の姿を見てかっこよく見えるダンスになるように練習しましょう。

これを毎週繰り返して、振り付けが完成した月は簡単な発表会をします。

服装もダンス用にすれば気分が盛り上がります!

ストリートダンスの衣装はゆるめのラインのものを選びます。だらしないのではなく、ダンスの動きがダイナミックで上手に見えるためです。キャップなどと合わせてコーディネイトするのもおすすめです。

上手く踊れるようになってきたり、発表会でみんなに披露する機会があるとどんどん楽しくなってきます。またしっかりと汗をかく有酸素運動ですからシェイプアップのプログラムとしては最適です。

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