ダイエットの取り組みは、大きく分けて「運動」と「食事」の2つのアプローチがあります。
それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説します。
食事制限ダイエット
食べる量(=摂取カロリー)を減らすことで、体重を落とす試みです。
単純に食事量を減らすほか、1食をサプリメントやドリンクなど、特定の食品に置き換える方法もあります。
食事制限のメリット
食事制限のデメリット
- 栄養不足に陥りやすい
食事量を減らすため、食事から摂取できる栄養も減ってしまいます。 - ストレスが大きい
空腹感を我慢したり、食べたいものが食べれなかったりと、ストレスが大きく掛かります。 - リバウンドの危険がある
単純に食べる量を減らすだけでは、リバウンド(痩せた後にすぐ体重が戻ってしまう)が起こりやすいと言われています。 - 病的な痩せ方をしてしまう
栄養不足やストレスなどの理由から、仮に食事制限で痩せたとしても、病的な印象のスタイルになってしまいかねません。
運動によるダイエット
運動ダイエットには2つの意味があります。
- 1つは、身体を動かして一時的にカロリーを消費し、脂肪を燃焼すること。
- もう1つは、消費カロリーの多い筋肉をつけて基礎代謝をアップし、脂肪がつきにくく燃えやすい身体を作ること。
マラソン、ウォーキング、エクササイズ、水泳などの全身を使う有酸素運動が効果的だと言われています。
運動ダイエットのメリット
運動ダイエットのデメリット
- 方法を間違えると、スポーツ事故の危険がある
柔軟運動を怠ったり、無理をしすぎる等の原因で、怪我や熱中症、脱水症状などのスポーツ事故に至る危険性もあります。
正しい方法で、安全を確保しながら行うことが必須です。 - 時間や体力が必要になる
運動を続けるだけの体力や、それに使う時間の余裕などが必要になります。
1日10分程度からできる筋トレなど、手軽な運動方法もあります。
運動と食事制限、どちらのほうが痩せるのか
運動ダイエットと食事制限、どちらのほうが効果的か…という答えは、一概には決められません。体質や年齢、肥満の原因、ライフスタイル等の違いなど、個人差によるところが大きいためです。
一方、どちらも共通して言えることは、「正しい知識と方法で、安全を守って行う必要がある」という点です。
どちらも無計画に行うと、ダイエットに逆効果になったり、リバウンドの原因になったり、健康上のトラブルが発生する恐れがあります。
自分に合った方法で、無理なく、計画的に、そして安全に行うことが重要です。食事であれば医師や栄養管理士、運動であればジムトレーナー等の指導を受けることが望ましくなります。
これらをセットとして提供する、ダイエット対策が専門のパーソナルトレーニングジムというジャンルのスポーツジムも広がりつつあります。本気で「痩せたい」と思う方は、ぜひ利用を検討してみてください!