スポーツジムで使うシューズはデザイン、機能性、用途も多種多様。初心者にとっては選ぶのが難しい商品です。
ここではおすすめのシューズや、選び方のポイント・注意点を解説していきます。
スポーツジムではシューズが必須
スポーツジムでは通常、自分のシューズを持ち込んで使用します。
ジムによっては有料のオプションサービスとしてシューズをレンタルできたりしますが、毎回レンタルしていたら出費がかさみます。
自分の足のサイズにぴったりフィットしたものの方が動きやすいので、やはり自分専用のシューズを最低でも一足は持っておきたいところです。
ジムでは普通の靴とは違い靴底の厚さも違い、滑りにくく設計されている室内用のシューズがおすすめ。
おすすめのシューズはトレーニング種目によって異なる
ジム内での軽くランニングしたり、少しストレッチをする程度であれば通常のフィットネスシューズでOK。
フィットネスシューズはクッション性が高く、長時間運動しても脚への負担を抑えられる靴です。
こちらの商品はユニセックスのものですが、安い物は5,000円程度で買うことができます。
ですが本格的なトレーニングをするなら、メインとなる種目に合わせてシューズを選ぶ必要があります。
最適な靴を選ぶ2つの理由
シューズと一口に言っても、メーカーやシューズの種類によって機能は大きく異なります。
トレーニングによっては、前後左右や回転などの動作があるもの、足に負担がかかりやすいものなどがあります。
運動に適していない靴を履いたままトレーニングをすると、思わぬ怪我に繋がる危険性があります。
怪我のリスクをできるだけ減らす、という理由でも、トレーニング種目合わせて靴を選ぶのは大事なんですよね。
もう1つの理由は、トレーニングのパフォーマンスを最大限まで引き上げる効果があるということ。
その運動に適した靴を履くことでより快適により柔軟に身体を動かすことができるので、トレーニング効果が高まるというわけです。
種目別おすすめのシューズ
スタジオでダンスやエアロビクスを中心にするのか、ウェイトトレーニングに特化するのかなど、自分のトレーニング計画と相談してください。
いろいろやりたい!という人にはオールマイティなシューズ
総合スポーツジムではヨガ、ダンス、エアロビクス、などなど実に様々なプログラムを実施していますよね。
折角ならいろいろ試したくなるものです。そんな人にはオールマイティな万能型シューズがおすすめ。
クッション性や安定感がバランスよく設計されており、前後左右の動きもカバーしてくれるのでどんな運動にも適応できます。
メーカーによってはクロストレーニングシューズとも呼ばれていますね。
安いものは3,000円程度でも購入できますが、信頼できるメーカーが販売しているものを選んだほうがいいです。
たまには筋トレやランニングもしたいんだけど、という方でも大丈夫なので初めてのシューズとしても使えます。
ランニングメインならクッション性の高いシューズ
ランニングマシンは、コンクリートの道よりも足にかかる負担は少ないですが、クッション性の低いシューズで走ると足を痛める可能性があります。
なのでなるべくクッション性の高いシューズを選ぶようにしてください。
本来なら、ジムでは室内用のシューズの方が滑りにくいなどの利点があります。
ですがランニングやウォーキングをメインにトレーニングするなら、走る・歩くなどの前後の動きに強いランニングシューズが適切です。
スポーツメーカーから色んなランニングシューズが販売されていますよ!
人によってはランニングシューズと他のトレーニング用のシューズを2足用意して、使い分けていることもあります。
【1】かかと部分の作りをじっくり見ること
ウォーキングやランニングでは、かかとに一番負担がかかります。
かかと部分が硬すぎたり柔らかすぎたりせず、程よいフィット感があると負担が軽減されて歩きやすいです。
【2】つま先部分がやや斜めに作られている
かかとの次に負担がかかるのがつま先(歩き方によるが主に小指・親指)です。
この負担を軽減するにはつま先がやや斜めに反りあがってるものを使うと良いです。
文章だとわかりにくいので絵にしてみました。
デザイン重視のシューズだと、つま先からかかとまで平らに作られているものも多いですよね。
運動向きのシューズではないので可愛くても選ばないよう気をつけてください。
【3】柔らかい素材でできているか
ウォーキングやランニングする以上足に負担がかかるのは避けられないので、ソールは程よく柔らかい素材のものを選びましょう。
特にたくさん走りたい!という人は時間をかけて吟味した方がいいです。
最近は衝撃を吸収しやすい素材で作られたシューズが多いので選択の幅も広がっています。
【4】少し重めの靴を選ぶ
軽い靴は、ソールやかかと部分・内側のクッションなどをなるべく削って作られています。
ダイエットなどの目的でランニングをするのであれば、それらを削ったプロ仕様の靴は足を悪くする可能性が高いです。
なので軽すぎない、適度に重量があるシューズを選んでください。
筋トレメインなら安定力重視
ウェイトトレーニングメインで筋肉を鍛えたいと考えてる人は、しっかり足に力が入って踏ん張りが効くシューズがおすすめ。
超重量のダンベルやバーベルを扱う際には、僅かな重心のずれが全身の安定を崩すことになります。
こちらのアディダスの商品は足に馴染みやすくウェイトリフティングに特化した設計。
足裏全体がしっかりと床に密着するように作られているのでウェイトトレーニングに最適です。
ダンスやエアロビクスならエクササイズ向けのものを
プログラムの中でも人気の高いダンスやエアロビクスといったレッスンをメインに考えているならエクササイズ向けのシューズが適切。
足首まであるハイカットの物が多く、前後左右や回転などさまざまな方向から力が加わってもしっかりカバーしてくれます。
選ぶポイントはシューズの重さとソールの厚みです。安定感や衝撃を吸収しやすいものは重くなりがちになります。
軽いシューズがいいという方は、軽量モデルを検討するといいですよ!
ランニングシューズやトレーニングシューズは、前後左右さまざまな方向から力がかかることを想定していないため足首を痛める危険があります。
靴選びの注意点
足のサイズにあっているか
さまざまなスポーツメーカーがジム用シューズを販売していますがメーカーによって足幅に差が合ったりと、同じサイズでも違いがあります。
トレーニング中には足に高い負荷をかけることがあるので、サイズが少しでも合わないと安定感に欠けます。
怪我に繋がる可能性になるので、足幅や足の形も含めて自分に合ったシューズがどうか確認するようにしてください!
自分の運動レベルに合わせる
自分の運動能力をしっかり把握してシューズを選んでください。
シューズの中には高性能ではあるもののアスリートなどプロ向けに開発された商品も数多く存在します。
例えばシューズの軽さを重視するとシューズのクッション性が低くなりますが、初心者が使った場合膝や足首への負担が増えてしまいます。
ジムの規則を確認する
スポーツジムによっては使用できるシューズの種類が規則によって決められてることがあります。
実際筆者が以前通っていたジムでは、「室内では靴底が白系でなくてはならない」という決まりがありました。
理由は黒系の靴底の場合、こすったり強く押し付けると床に黒い跡が残ることがあるから。
規則に違反したシューズを履いていればもちろん注意されます。
他の利用客からも白い目で見られることになるので念のためスポーツジムの規則は事前に確認してくださいね!
できればショップで試し履きを
とにかく最初は履き心地がしっくり来て、クッションもしっかりしたものを。
それでいてデザインも気に入ったものであれば、言うことはありません。
靴を選ぶ時は靴下を履いてから
ジム用のシューズを試着して購入する場合は、実際に使用する靴下を履いてから試着するようにしてください。
靴下もジム用靴下と販売されていますが、自身が持っている靴下でも問題は無いです。
ジム用の靴下は吸汗速乾性に優れたものが多いので、慣れてきたらトレーニング用の靴下を用意しておくといいです。足も蒸れにくいですしね!
できるだけ厚手のものを使用する事でシューズ同様、クッションの役割を果たしてくれます。
アンダーアーマーはトレーニング用のアンダーウェアも多数販売しているので信頼できるメーカーですよ!
シューズ選びは専門店で
確かに安くて自宅近くにあるから便利なのはわかりますが、ナイキ・ミズノなどの専門店へ行きましょう。
運動する時は足にはかなり負担がかかるので、その分大きな怪我に繋がりやすいです。
信頼できるメーカーの専門店で、しっかり靴選びするのがおすすめです!
足の「むくみ」を考える
足は活動している時間に応じて「むくみ」により大きくなるため、スポーツジムに通う時間帯に合わせて靴を選ぶのがベストです。
例えば、午前中に主にスポーツジムに通う場合は午前中に靴を選びに行ってください。
20時以降のジム通いが多い場合は、20時前後に靴を選ぶのがおすすめです。
一概に「靴は午後に選ぶべき」とは言い切れません。
むくみによって足は前後には大きくなりませんが左右の幅が約1cm~2cm大きくなります。
余裕を持たせたい場合は前後より幅に余裕があるように選びましょう。
靴の幅がありすぎると、足の指が横に広がろうとするため「開帳足」という状態になり外反母趾に繋がります。