ジムに初めて通う人向けに、ジム探しのコツや入会の手順、周りから浮かない服装・マナーを紹介します。
スポーツジムは1回通い始めたら少なくとも数ヵ月は通い続けるもの。
ジム選びで失敗して損したくない方はぜひ参考にしてください!
スポーツジムに通う必要性はあるの?
あります。
自宅トレーニングやオンラインフィットネスもありますがスポーツジムならではメリットが多いです。
つまり、本格的にトレーニングをするにはこれ以上の場所はない、というくらい最適な場所なんですね(当然ですが!)。
なので、本気でトレーニングしたい、運動したい、と考えている人にこそ、スポーツジムに通うメリットが大きい、と言えます。
自分に合ったスポーツジムを見つける方法
ジムと一口に言ってもそれぞれ特色があり、自分の希望やライフスタイルに合ったジムを選ぶことが重要です。
価格だけで選ぶとのちのち後悔することが多いです。
スポーツジムの種類を知る
大きく分けて4種類のジムがあります。
会員制総合スポーツジム
大規模なジムで、施設内にトレーニングルーム、ヨガ・ダンススタジオ、プールなどが入った複合施設になっているのが特徴のジム。
- トレーニング器具や施設の設備が整っている
- 料金プランが豊富でライフスタイルに合わせやすい
- 幅広いジャンルのプログラムを受けられる
- 追加料金でマンツーマン指導にも対応
- バスルームなどのリラクゼーション設備が整っている
スポーツのジャンルごとに専門のトレーナーやインストラクターがついていて、プログラム数も圧倒的に多いのが特徴。
マシンの充実度も申し分なくバスルームなどの設備が充実しているのも嬉しいポイントです。
中にはプールやアクアスポーツに特化したジムなど、それぞれ得意分野があるため一律にしてどこがおすすめ、と比較することはできません。
なのでジムの比較サイト運営歴12年の筆者が、各ジムの特徴や料金設定を踏まえたうえで、今までの知識と経験をもとにランキングを作成しました!
ネット上によくある口コミや評判をまとめただけのサイトは、信ぴょう性も低くそのまま信用にすると失敗する可能性があります。
パーソナルトレーニングジム
パーソナルトレーニングジムは、身体作りのプロが科学的理論に裏付けられたトレーニングを個別指導してくれるのが最大の特徴。
基本的にどのジムでも自分の体質に合わせた専用のトレーニングメニューや食事指導をしてくれます。
- 自分だけのトレーニングメニューを作ってくれる
- 毎日3食分の食事管理をしてくれる
- 専属トレーナーがマンツーマンの個別指導してくれる
- 体調面、精神面を考慮してくれる
ダイエットやボディメイクを真剣に考えているならまずおすすめ。
所属するトレーナーは何人ものダイエットを成功させてきた専門家なので、ネットでかじった程度の素人のトレーニングとは全然違いますよ。
ただしデメリットとしては価格設定が高価であることがあげられます。相場はだいたい20万円以上ですね。
特に短期間に集中して痩せたい人や、太りにくい体質になりたい人、リバウンドをしたくない人は、まずはパーソナルジムに通うのがおすすめです。
24時間営業のマシンジム
安い価格設定と手軽さが魅力で人気が集まっている24時間営業のマシン特化ジム。
フロア内に設置されたマシンを、24時間いつでも自由に使ってトレーニングすることができます。
忙しい人にとっては24時間空いてるジムって貴重。自分のペースでトレーニングできるのも嬉しいです。
ですがスタッフは常駐しておらず、あくまでも事務員なのでトレーニング指導などはしてくれません。
- 価格が安い
- 24時間営業なので深夜・早朝でも使える
- 1人で黙々とトレーニングに打ち込める
マシンジムは月会費も安価で手が出しやすいのですが、トレーニングの経験がない人にはおすすめできません。
ただ、店舗によっては有料で個別指導に対応しているので。定期的に専門家にトレーニングの状態を見てもらいたい、という時には対応できることがあります。
専門ジム
ヨガスタジオとか暗闇フィットネスジムなど、1つのジャンルに特化した専門のジム。
専門性が高く、本格的なトレーニングというわけではないので楽しみながら趣味として続けられるのが魅力です。
- 楽しみながらトレーニングできる
- 運動嫌いの意識を改善できる
- 専門性が高いので1つのことに極められる
ですがボディメイクをメインで行うパーソナルジムとは異なり、実際に身体に効果が表れるまで長い時間がかかります。
特にダイエットよりも体質改善の要素が強いヨガの場合、効果ができるまで短くても半年~1年程度はかかるとされています。
目的にあったジムを選ぶ
ジム通いにおいて大事なのは継続することです。
それぞれのジムの特徴を把握した上で、自分がジムに通う目的を擦り合わせてどのジムに通うか検討しましょう。
目的 | おすすめジム |
---|---|
自分でトレーニングしつつ定期的に専門家に見て欲しい | 会員制総合スポーツジム |
ダンスやヨガなどいろいろなレッスンを受けてみたい | |
運動初心者!ダイエットもトレーニングも何も分からない | パーソナルトレーニングジム |
専門家の指導を受けながら本格的に身体づくりしたい | |
自分でメニューを組めるのでトレーニング環境だけで十分 | 24時間営業のマシンジム |
運動嫌いの克服からしたい、まずは運動を楽しめるようになりたい |
ヨガスタジオや暗闇ジム |
パーソナルジムであれば運動の素人のダイエットから大会出場に向けてのボディメイクまで幅広く対応してくれます。
会員制の総合スポーツジムでも、ダンスやヨガなどのレッスンだけ受けたい、という人もいれば定期的にパーソナルトレーニングを受けながら本格的に鍛えている人もいます。
実際ジムに通った時、どんな使い方をしているのか脳内でシミュレーションしてみると、決めやすいですよ!
ジムが決まったら料金プランを選ぼう
通うジムが決まったら、料金プランを選びます。料金の支払い方は大きく分けて2つ。
定期的に通うなら月会費制がおすすめ
月会費制の特徴は、全体的に料金は安く設定されているものの、仕事などで通えない日が続いた場合は損。
一般的にはジムが利用できる時間や、1ヶ月間の利用回数によって数種類のコースが用意されています。
もちろん、利用時間や回数に制限があるコースの方が月会費はある程度安くなります。
都度利用よりも1回あたりの料金が安くなるので、週に2~3回以上コンスタントに通うなら月会費制の方がお得。
さらに、タオルやウェアのレンタル、水素水飲み放題、プライベートロッカーなど、有料オプションを希望に合わせてつけていくことも可能。
続けられるか不安な方は都度利用がおすすめ
都度利用の特徴は、1回あたり利用料金は割高ですがジムに行った分だけ利用料を支払うので、通えない時期が続いても費用がかかりません。
月会費制の場合は利用時間や回数が決められているコースもありましたが、都度利用ならジムの営業時間内であればいつでも通うことができます。
なので仕事の都合によって定期的にジムには通えない、という人におすすめできる利用方法。
ジムが決まったら入会しよう
通いたいジムが決まったら入会の準備をします。入会の流れは簡単!
- 入会に必要なものを準備
- 体験レッスンを受ける
- 申し込み
- 入会
大体こんな流れです。が、入会の前に通いたいジムで割引キャンペーンが開催されているかチェックしておきましょう!
大抵のスポーツジムには割引キャンペーンが存在します。
当サイトでは各スポーツジムの一番お得な割引方法を毎月更新しているので、ぜひチェックしてみてください。
【1】入会時に必要な持ち物を準備
通いたいジムが決まったら、まずは入会に必要な持ち物を準備しておくといいですよ!持ち物はジムによって多少異なりますが大体こんな感じ。
ジムによっては指定のクレジットカードの作成が必要な場合もあれば、口座振替のみ対応などさまざまです。
【2】体験レッスンを受ける
多くのジムでは1日体験コースや体験レッスンが設置されています。無料の場合もあればワンコイン程度で受講が可能な場合も。
入会してしまったら数か月~数年は同じにジムにと通うことになるので、体験レッスンを受ける時にジムのチェックも同時に行うこと!
入会金や会員証発行費用もかかるので損しないためにも、実際に体験してみるのは重要です。
【3】入会申し込みをする
実際に体験レッスンを受けてみて、入会を決めたら入会申し込みをします。
- 店舗で直接入会
- 電話で入会
- ネットで入会
電話やネットから入会申し込みすると、後日希望の日時に店舗に行って入会書類を記入する形になります。
【4】入会完了
入会手続きが終わるとその日中か、後日オリエンテーションを受けることができます。
具体的には施設案内やトレーニングマシンの使い方などの説明。ジムによっては実際にトレーナーさんが直接ついて指導してくれるところも。
最近増えてきた24時間営業のマシン特化型のジムだと、マシンの利用方法などの説明は省かれることもあります。
スポーツジムで運動する時の持ち物一覧
入会も終わって「さあ、ジムに通うぞ!」という前に持ち物を確認しましょう。
基本的にはウェアとシューズがあれば運動自体はできますが、水分補給用と飲み物や汗拭きタオルなども持っていくようにしてくださいね。
大抵のジムでは、運動に必要なものは購入できたり、有料でレンタルできたりするので荷物を少なくしたいなら利用するのもアリ◎
スポーツウェア
スポーツジムでの基本的な服装は半袖・半ズボン。ですが動きやすくて運動に適していれば問題ありません。
男性ではタンクトップの方も多いですが、女性の場合は可愛らしいパーカーを組み合わせたりオシャレな方も多いです!
最近はスポーツウェアにも可愛いものが増えてきたので、あまり変な服で行くと浮いてしまうことも……。
コーディネート例
NGコーディネート例
シューズ
運動用シューズの選び方はクッション性が高く、長時間運動しても脚への負担を抑えられるもの!
スポーツシューズはジムによって規定があります。筆者が通っていたジムでは、床に跡がつくため靴底が黒いものはNGでした。
ジムによっては外履きをそのままジム用として利用しても問題ありませんが、足の保護のためにもジム用の靴を一足用意しておくのがおすすめ。
水着・プール用品
プールを利用する予定のある方は、水着やキャップ・ゴーグルも用意してくださいね!
スポーツジムで利用できる水着はかなり規定が厳しく、ほとんどが競泳水着のような肌の露出が低いものに限られています。もちろんビキニなんて論外です!
ジムによってプール利用の注意事項は異なるので、気になることは事前に確認しておくようにしてください。
飲み物
お茶や水ではなくスポーツドリンクがおすすめ。もしくはジム備え付けの水素水を飲むようにすればOK!
自前の水筒・タンブラーがあると便利。適度な冷たさはモチベーションも上がりますが、冷やしすぎには注意。
逆に緑茶やコーヒーなどのカフェインが含まれているものは、利尿作用があるのでNG。
タオル
ジムの施設内は適度な温度管理がされていますが、運動していれば汗はかきます。
体温調節のためにも出た汗は頻繁に拭くようにしてください。
お風呂用のバスタオルから汗拭きのミニタオルまで、何枚か持っておくと便利です。
カバン
スポーツ用品向けのカバンが利便性も高くておすすめ!荷物もたくさん入ります。
ですがジムにあるロッカーのサイズを見てから決めるべき。大きすぎると入らないことがあります。
スポーツブラ(女性)
胸の大小に関わらず運動する際は絶対にスポーツブラを着用しましょう!
通常のブラジャーで運動をすると胸の形に悪影響を与えたり、皮膚を傷つける恐れがあります。
運動に適したスポーツブラの方が動きやすく疲れにくいです。
上級者向け、あると便利なもの
ジム通いに慣れてきたら快適にトレーニングするためにいろいろ試してみてもいいですよね。
イヤホン
ランニングマシンを使っている人のほとんどがイヤホンをさして音楽を聴いたり、テレビやラジオを聞いたりしています。
トレーニングの種類によっては身体を動かすイヤホンが取れやすかったりするので、運動に向いているものを選ぶと◎。
慣れないうちは音量を小さめにした方がトレーニングに集中できます。
プロテインもおすすめ
プロテインとは、たんぱく質を補うための栄養補助食品のこと。
飲むとムキムキの筋肉質になると勘違いされていますが、実際はダイエットや美容の観点からも適度な摂取が望ましいものなんです。
特に運動後30~45分以内はゴールデンタイムと言われ、通常よりも栄養の吸収が良いと言われているのでプロテインの摂取にうってつけです。
ジムのお風呂を利用する時の持ち物一覧
運動終わりに汗を流すのはもちろん、節約やリラックスのためにもジムのお風呂は積極的に利用していきたいところ。
最近ではお風呂だけ利用できる会員制度もできてきているのでうまく利用して行きたいです。
バスタオル
ロッカーまで距離があるので、風呂場に持ち込める小さいサイズのバスタオルがおすすめです。
有料の貸しタオルのサービスがあるジムもありますが、月額にすると結構割高なことが多いです……。
シャンプーセット
よほど高級なスポーツクラブでなければ備え置きのシャンプーやリンスは業務用のものがほとんど。
繊細な髪質の人には合わないです……。いつも使っているメーカーやブランドがある方やしっかりと髪を洗いたい方は持ち込みがおすすめ。
スポーツジムのマナー
お金を払ってスポーツジムを利用してはいますが、他にも多くの利用者がいるのでマナーを守った行動をする必要があります。
初めてジムに通う人にとっては「そんなことまで?!」と思うルールもありますが、きちんと守ってジムを利用してくださいね。
マシンや器具は清潔にする
トレーニング中に汗が付着したりするので、タオルやウェットティッシュで拭いておくとベスト。
自分が使用したマシンや器具は清潔に保ち、使い終わったら必ず元の場所に戻します。
独占は避ける
よぼど大きなスポーツジムでもない限り、同じトレーニングマシンはそこまで多く用意されてることはありません。
1つのマシンを長々と使い続けるのはNG。他の利用者がトレーニングできないので目矮躯になりますし、筋トレの効果的にも良くないです。
特に平日夜などの人が混み合う時間帯は気をつけて、使いたそうな人がいたら「あと○○分くらいで終わります」など声かけをするといいですね。
声・音は出さない
スポーツジムって音楽を聴いてトレーニングに集中してる人が多いので、結構静かです。少しでも大きな音を立てるとめちゃくちゃ目立ちます。
- 電話で会話
- グループで集まって騒ぐ
- イヤホンをつけずに音楽や動画を流す
といった行為はNG。また、筋トレをしている時、思わず力んで声が出てる人もいますが我慢しましょう。
自撮りはほどほどに
最近はSNSにジムに自撮りの写真を挙げてる人も多いですが、場所によっては禁止されているので注意。
ジムに来てずっと自撮りしていると周りの利用者からも白い目で見られます……。